ゆうパックで損害賠償請求する手続きは？注意点も解説！

• ゆうパックで損害賠償請求する手続きは？
• ゆうパックで損害賠償請求する時のポイント
• ゆうパックで損害賠償請求する時の注意点
• ゆうパックで損害賠償請求できない例

をまとめました。

ゆうパックで損害賠償請求する手続きは？

• すみやかに郵便局に連絡する

ゆうパックで送られた荷物が、

の場合、一定の条件を満たしていれば、損害賠償の対象になります。

配達を担当した郵便局に連絡をして、損害賠償手続きをしましょう。

また、ゆうパックラベルに記載の、お客様サービス相談センターでも、手続きができます。

受付時間は、平日が8時～21時、土・日・休日が9時～21時です。

 

• 損害賠償の手続きをする

郵便局に連絡したら、損害賠償の手続きをしたいことを伝えます。

等聞かれるので、手元に準備しておくと良いですね。

 

• 郵便局の担当者が、荷物の回収 (き損の場合) に来る

手続きが完了すると、最寄りの郵便局員が、配達先に、ゆうパックの回収に来ます。回収した後、荷物の破損状況などを確認し、輸送中の事故であるか審査します。

損害賠償の対象に値すると判定されれば、賠償金が支払われます。

 

• 損害賠償兼料金等返還請求書に記入

損害賠償が認められると、損害賠償兼料金等返還請求書が郵送(もしくは郵便局員が持参)されます。書類に必要事項を記入し、印鑑を押し、返送(もしくは提出)します。

後日、指定の振込先に、賠償金が振り込まれます。

また、基本的に、損害賠償の請求人は、差出人です。手続きを受取人が行った(賠償金の受取りも受取人)場合、権利譲渡の委任状を、差出人に記入してもらう必要があります。

 

ゆうパックで損害賠償請求する時のポイント

手続きは、差出人でも受取人でも、どちらが行っても可

損害賠償の手続きは、差出人でも受取人でも、どちらが行っても構いません。ただし、ゆうパックの回収などもあるため、受取人が行うとスムーズですね。

 

賠償金には、限度額がある

また、遅延の場合は、遅延により生じた財産上の損害を、運賃等を限度として、賠償されます。

 

ゆうパックで損害賠償請求する時の注意点

手続きの期限は、2週間以内

損害賠償の手続きの期限は、荷物を受け取ってから、2週間以内です。期限を過ぎると、手続きができないので、注意。

荷物が届いたら、なるべく早く開封して、中身を確認しましょう。

 

外装 (封披・箱等) が必要

損害賠償手続きには、内容品だけでなく、外装も必要です。破棄せずに、保管しておきましょう。

プチプチなどの緩衝材も、そのまま置いておきます。

状況確認に必要なので、郵便局に回収されるまで、届いた状態のまま保管しておきます。

 

品物は、郵便局に回収される

損害賠償金が支払われると、品物は、郵便局に回収されます。賠償金も欲しいが、品物は手放したくない、というような2重取りはできないので、注意。

 

メルカリ等は、問い合わせ先が異なる

メルカリの場合、配送方法によって、問い合わせ先が異なります。

• メルカリ便を利用→出品者に連絡→事務局に問い合わせ
• メルカリ便以外→直接、郵便局に連絡

ヤフオク!の場合も同様で、

• おてがる配送を利用→ Yahoo! JAPANおてがる配送(日本郵便)に連絡
• おてがる配送以外→直接、郵便局に連絡

となっています。

 

ゆうパックで損害賠償請求できない例

外装に破損がない

内容品が壊れていても、ゆうパックの外装に破損の跡がなく、かつ、重量に変わりがない時は、賠償されないことも。

また、外装を破棄した場合は、損害賠償の対象になるか、状況確認ができないため、請求はできません。

 

差し出しの時点で、外装に破損がある

差し出しの時点で、外装に破損の跡がある場合は、賠償されないことも。はじめからあった破損なのか、配送中にできた破損なのか、区別がつかないからですね。

 

梱包が不十分

梱包が不十分であるなど、差出人や受取人に過失がある場合、賠償されないことも。壊れやすい品物を、緩衝材で包まずに、箱に入れただけ、などの場合ですね。

壊れやすい商品は、万が一のことも考えて、特に厳重に梱包しましょう。

 

日本郵便側に明らかに過失がない

ゆうパックの損害が、以下に掲げる事由により生じた場合、損害賠償されません。

＞＞＞ゆうパック約款第6章第24条

※1～8までの免責事由は、遅延による損害に対しても適用されます。

 

まとめ

• ゆうパックの損害賠償請求の手続きは、すみやかに郵便局に連絡する
• 手続きは、差出人でも受取人でも、どちらが行っても良い
• 手続きは、ゆうパックが届いてから、2週間以内に行う必要がある
• 外箱や袋も必要なので、郵便局に回収されるまで、届いた状態のまま保管する
• 梱包が不十分など、損害賠償請求が認められないこともある