郵便物を受け取り拒否する

郵便を受け取り拒否する時の書き方は?

受け取りたくないな場合の記載方法があるんだね!前の住人の郵便物が届いた時の対処法も教えるよ!

  • 郵便物を受け取り拒否する時の書き方
  • 前の住人の郵便物が届いた時の対処法
  • 受け取り拒否すると、相手にはどうなる?
  • 受取拒否についてのQ&A

をまとめました。

郵便物を受け取り拒否する時の書き方

動画で見たい人は、こちらからどうぞ!



 

書き方の例

  • 受け取り拒否が、はっきりとわかるように書く

郵便物を受け取り拒否する2

郵便物の受け取りを拒否したい時は、付箋や、メモに

「受取拒絶」

と目立つように書きましょう。

赤いペンで書くと、配達員にもわかりやすくなります。

また「受取拒絶」と書いた付箋や、メモを貼る時は、

宛名、送り先の住所や氏名が隠れないような場所に、貼りましょう

 

  • フルネーム、または印鑑で著名する

ただ「受け取り拒否」と書いただけでは、再配達されてしまう場合があります。

「受け取り拒否」と書いた部分の下に

  • 「拒否」を希望する人のフルネーム
  • 印鑑 (シャチハタでも可能)

のどちらかを、必ず記入しましょう。

印鑑はシャチハタでも良いので、100円ショップのものを用意しておけば、便利ですね。

氏名や、印鑑を添えることで、届いた住所の住人には、「受け取る意思がない」ことが、郵便物の発送元にも、はっきり分かるようになります。

 

ハガキの場合

  • ポストに投函、もしくは郵便局に持ち込む

ハガキを受け取り拒否する

ハガキに

  • 「受取拒絶」
  • フルネーム、もしくは印鑑

の2点を書き加えた後は、ポストに投函すればOKです。

郵便局に持ち込んで、窓口で対応してもらうことも出来ます。

しかし忙しい時は、郵便局の窓口が開いている時間に、行けないことも多いですよね。

ポスト投函を行うと、送り先に、そのまま配送されます

  • 「受取拒絶」の字が小さく、わかりにくい
  • フルネームや、印鑑がない

ようなハガキは、再配達されてしまうので、よく確認してから投函しましょう。

ハガキに直接書きこむ場合は、書いてある文面と被らないように、書き込むのがポイント。

 

封筒の場合

  • ハガキと同じように、「受取拒絶」と書く

封筒を受け取り拒否する

封筒に直接書くか、メモや、付箋に書いたものを、封筒に貼ります。

送り先や、宛名部分を隠さないように、余白部分を利用しましょう。

受付拒絶の意志を書いたら、ポストに投函すればOKです。

ハガキと同じように、そのまま送り先へ戻されます。

封を切らないように、注意する

封筒は、書いてある内容がわからないものが多いですよね。

内容を確認してから、受け取り拒否をすることは出来ません

特に封筒の場合は、拒否をする前に、封を切らないように注意しましょう。

 

ダンボール箱の場合

  • サインや、印鑑を押す前に「受取拒絶」をする

ダンボールを受け取り拒否する

段ボールで送られてくる荷物を、受け取り拒否したい場合は

  • 配達員に「受取拒絶」の意志を示す
  • 受け取り済のサイン、印鑑は押さない

上記の対応で、受け取り拒否できます。

受け取り済のサインや、印鑑を押してしまうと、受け取りを承諾したと解釈がされてしまうので、要注意です。

 

受け取り拒否をしたい時は、配達員に

「見覚えのない配達物のため、受け取れない」
「着払いではなく、発払いの荷物で購入したので受け取れない」

など、しっかりと「受け取り拒否」の意志を伝えましょう。

 

  • 再配達の場合も、受け取り拒否が可能

宅急便の不在表が入っていた場合、荷物は再配達される可能性があります。

再配達の場合も、受け取り拒否を行うことが可能です。

不在表に掲載されている、問合せ先や、サービスセンターに連絡し

「荷物を受け取る意志がない」と事前に伝えると、配達される前に、受け取りを拒否できます。

 

前の住人の郵便物が届いた時の対処法

  • 「誤配達」の郵便物が届いたと、郵便局や、営業所に相談する

郵便物を受け取り拒否する連絡先

以前住んでいた住人の郵便物が、配達された時は、

  • 郵便局の窓口や、サービスセンター
  • 宅急便などの営業所、カスタマーセンター

に「以前住んでいた人の郵便物が届いた」と、相談しましょう。

「受取拒絶」は、1つの郵便物だけの対応になるため、また前の住人の郵便物が届く可能性があります。

「誤配達」として営業所に相談を行うと、

 

  • 以前住んでいた人の郵便物は、送り先に戻される

ので、同じ営業所から、配達されることはありません。

 

法律上、他人宛の郵便物は、勝手に開封・捨てちゃダメ

以前住んでいた住人の郵便物が届いても、対応するのが面倒…という人も、多いのではないでしょうか。

しかし他人宛の郵便物は、故意に開封したり、捨ててしまうことは出来ません。

これは、「郵便法 第四十二条」という法律によって、定められています。

第四十二条 郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならない。

引用元:電子政府の総合窓口

時間がなく、自分でどうしても対応することが出来ない場合は

  • 大家や、物件の管理人
  • 不動産の担当者

に相談して、対応してもらうと良いでしょう。

 

受け取り拒否すると、相手にはどうなる?

  • 拒否側に送料の請求などはなく、相手にそのまま戻る

封筒を受け取り拒否した後

「受取拒絶」を行った郵便物は、相手にそのまま発送されます。

ハガキや、封筒はそのままポスト投函

「受け取り拒否のために、配達されなかった」と理由が伝わる

また宅急便の場合は、送料の請求は、「受取拒絶」を行った側にされません。返送にかかる送料は、送り先の負担となります。

 

  • 「受取拒絶」と書いたメモや、サインは、そのまま配達される

送り先に返送される場合は、「受取拒絶」と書いたメモや、付箋は剥がさずに、そのまま配達されます。

「受取拒絶」をした意志は、送り先の相手にも伝わることを、頭に入れて置いた方が良いでしょう。

 

郵便物の受取拒否についてのQ&A

差出人が不明の場合、受取拒否はどうする?

  • 差出人が不明でも、受け取りの拒否が可能

郵便物を受け取り拒否する3

送料を払って配達された郵便物は、差出人が書かれていなくても、受け取り拒否できます。

通常の受け取り拒否と同じように、対応を行えばOKです。

宅急便を利用し配達された場合、差出人の記載がなくても、送り先のデーターが残っています。

郵便局や、営業所が送り先のデーターを元に、送り先に返送してくれます

  • 差出人不明のものは、破棄される

ポスト投函の郵便物の場合は、送り先のデーターは残らないものもあります。

相手の住所・氏名の記載がまったくないまま、届く郵便物もあります。

しかし受け取り拒否をした郵便物で、差出人が特定出来ず、返送出来ない場合は

一定期間郵便局、営業所内で保管

保管した後は、郵便局・営業所側が破棄を行う

という流れになっています。

受け取り拒否した人に、返送される心配はありません。

 

受取拒否できないケースはどんな時?

封筒が開封されている

開封された封筒

受け取り拒否をしたい場合でも、封筒を開封してしまうと、基本的に受け取りを拒否できません。

自分だけでなく、家族など、現住所に住んでいる人宛の封筒は、開封すると受け取り拒否が出来ないので、要注意です。

しかし誤って開封してしまう人もいますよね?

  • 開けてしまったら、応急処置を

封筒をテープなどで、補強して、封が閉まるよう応急処置を行った後、

  • 他人宛の郵便物を、誤って開封した旨
  • 開封した人の氏名・住所

上記を書いたメモを封筒に貼り、ポストに投函して、対応できます。

 

「特別配達」は受け取り拒否が出来ない

「特別配達」と呼ばれる郵便物は、受け取り拒否が出来ません。

「特別配達」とは?
・裁判所からの連絡事項など、受け取りを拒否することが、法律によって出来ない郵便物のこと。

「重要」や、「親展」と書かれた郵便物は、すぐに受け取り拒否を行わない方が良いでしょう。

 

まとめ

  • 郵便物の受け取り拒否を行う場合は、「受取拒絶」と書いた下に、フルネーム、もしくは印鑑を必ず明記
  • 宅急便の場合は、受け取りのサインや、印鑑を押す前に、受け取り拒否を示す
  • 前の住人の郵便物が届いた時は、郵便局や、営業所に問い合わせる
  • 郵便物を受け取り拒否しても、送料は請求されない
  • 差出人が不明の場合でも、受け取り拒否は可能
  • 開封してしまったものは、基本的には受け取り拒否が出来ない
  • 「特別配達」は受け取り拒否が出来ない

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